韓国のレトロな街並み:時間とネオンとノスタルジアが出会う場所
いつもの宮殿巡りに飽き飽きしていませんか?レトロな韓国の街並みは、ヴィンテージ感、地元の文化、そしてまるで過去にタイムスリップしたかのような建築と現代的なアレンジが融合しています。

1. 乙支路3街:ソウルの隠れたネオンジャングル
昼間は金属工場や印刷工場が立ち並ぶ乙支路。夜になると、乙支路は輝きを放ちます。地元の人々から「ヒップロ」の愛称で呼ばれるこのエリアは、古い看板や狭い路地、鉄扉の奥にひっそりと佇むレトロなバーを愛する人々の聖地となっています。K-POPのレコードが奏でる、1960年代のソウルを彷彿とさせる雰囲気です。

2.益善洞韓屋通り:ソウル中心部のレトロな魅力
鍾路近くの近代的なビル群に挟まれた、迷路のような路地裏には、古い韓屋とヴィンテージカフェ、インディーズブティックが混在しています。かつては1930年代の静かな住宅街でしたが、今では若者とノスタルジックな雰囲気で賑わっています。

3. 大邱薬田路地と青羅丘
大邱の薬田コルモク(약전골목)は、古い薬局や木造の店が立ち並ぶ、漢方薬の街路です。そこから少し歩くと、西洋風の石造りの家々と、まるで昔のドラマに出てきそうなほど咲き誇る桜の木々が美しい青羅丘があります。

4. HBCと解放村の消えゆくレトロコーナー
梨泰院の華やかなエリアのすぐ裏手、解放村には、手書きの値段表示が目印の小さな美容院、80年代風のスナック店、金属製の手すりが付いた古びた階段などが今もひっそりと佇んでいます。新しいブランチカフェと錆びた建物が共存する、ジェントリフィケーションと記憶が織りなす、稀有な空間です。

ボー博士のメモ
韓国の魅力は寺院や宮殿だけではない。時の流れがゆっくりと流れるような場所、1972年製の理髪店の看板、ペンキが剥がれかけた急な階段、小さな飲食店の裏で揺れるカーテンなど、路地裏には魅力が溢れている。こうした路地は文化を演出する場所ではなく、文化を生きる場所なのだ。