ソウル近郊のスキー場の選び方:日帰り、ナイター、五輪会場まで

晴れた日のモナ龍平(平昌)、松の木とリフトの下に続くゲレンデ (Photo: Dittwjfsdgkvkdjg / CC BY-SA 4.0)

ソウル近郊のスキー場の選び方:日帰り、ナイター、五輪会場まで

ソウルから最も近いスキー場は、京畿道のゴンジアム(昆池岩)リゾートと芝山(チサン)フォレストリゾートで、どちらも約1時間、夜遅くまで滑れます。エリシアン江村(カンチョン)は電車で行け、ビバルディパークとウェリヒリパークは約90分。江原道の大きな山、モナ龍平(ヨンピョン)、フェニックス・スノーパーク、ハイワン(High1)は、KTXやバスで1泊する旅に向いています。ほとんどのスキー場は11月下旬から12月中旬にオープンします。

平昌の珍富駅、雪が残るKTXホームとソウル方面を示す案内板
江陵線の珍富(五台山)駅。モナ龍平へ向かうKTXの停車駅で、1月下旬の様子。写真:YanggoK / CC BY 4.0

ゴンジアムと芝山:ソウルから一番近いゲレンデ

丸一日をかけずに雪を楽しみたいなら、まずは京畿道です。広州(クァンジュ)のゴンジアムリゾートは江南から車で約40分、利川(イチョン)の芝山フォレストリゾートはソウル中心部から約1時間。どちらも都会のスケジュールに合わせて滑る人のためのスキー場で、リフトは夜まで動き、仕事帰りの時間になるとナイター照明のコースがにぎわいます。

ゴンジアムは予約制で、ゲレンデに入れる人数に上限を設けているため、ソウルからの近さのわりにコースが混みにくいのが特徴です。リフト券の購入から決済、レンタル、ゲートの入場までアプリひとつで済み、初心者レッスン専用のプライベートゲレンデもあります。山頂からふもとまで続く緩やかなコースでは、初心者でもゆっくり長く滑れます。当日券が限られることがあるので、事前にオンラインで予約しておきましょう。

芝山は深夜まで滑れるスキー場です。過去のシーズンには明け方近くまで営業したこともあり、夕食後にやって来て真夜中まで滑り、そのまま帰る人の姿が見られます。初級・中級のコースがバランスよくそろい、スキースクールも活気があります。ソウル発のシャトルとリフト券をセットにした日帰りパッケージも、芝山行きなら簡単に見つかります。

どちらも、標高の低さと引き換えの近さです。江原道のスキー場より低い山なので、オープンは少し遅く、人工雪への依存度も高めです。とはいえ、初めてのスキーや仕事帰りの数時間なら、ほとんど気になりません。

夜のナイター照明に照らされたゲレンデ、整地された雪とシュプール、谷間に輝く街の灯り
ナイター照明のおかげで、日が暮れてもコースは開いたまま。仕事帰りのスキーができるのはこのためです。

エリシアン江村、ビバルディパーク、ウェリヒリパーク

その次の圏内は江原道の西の端で、ソウルからおよそ1時間から90分。この3か所は、長めの日帰りか1泊旅行に向いています。

春川(チュンチョン)のエリシアン江村は、電車で行けるスキー場です。上鳳(サンボン)駅から京春線に乗れば、約1時間でリゾートのふもとにある白楊里(ペギャンニ)駅に到着し、ホームからゲレンデへ歩いて向かえます。同じ路線にはより速いITX-青春も走っているので、白楊里駅に停車する便を時刻表で確認しましょう。コースは緩やかなものが中心で、初心者には自然な選択肢です。昨シーズンは外国人向けのレンタルハウスとスキースクールを拡充し、リフト券は3時間・5時間・7時間単位で販売されました。ソウル各地からの無料シャトルバスも運行していました。地下鉄の区間は交通カードで乗れます。

洪川(ホンチョン)のビバルディパークは、ソウルから車で約90分。初級から上級までのコースに加え、大型のコンドミニアムや屋内外のウォーターパークが隣接する総合リゾートです。ナイターや深夜スキーも人気で、過去のシーズンにはソウル方面から無料シャトルバスを運行していました。全員が一日中滑りたいわけではないグループにぴったりです。

横城(フェンソン)のウェリヒリパークは、テレインパークとハーフパイプでスノーボーダーに知られています。コースは初級から上級までそろい、京畿道の低い山と平昌の大型リゾートのちょうど中間といえる存在です。

春の午後、龍山駅を出発する緑と白のITX-青春の車両
龍山駅のITX-青春。京春線を春川方面へ走る列車で、エリシアン江村へ向かうのと同じ路線です。写真:Takeshi Aida / CC BY-SA 2.0

モナ龍平、フェニックス、ハイワン

より大きな山、より長いコース、そしてシーズン序盤でも安定した雪を求めるなら、江原道の高原地帯へ。これらのスキー場は標高が高く気温も低いため、たいてい最初にオープンし、雪の状態も最も長く保たれます。車ならフェニックスとモナ龍平はソウルから約2〜2時間半、ハイワンは3時間以上かかるので、少なくとも1泊は予定しておきましょう。

平昌(ピョンチャン)のモナ龍平には28のコースがあり、2018年冬季オリンピックではアルペンの技術系種目の会場になりました。KTXは江陵線の珍富(五台山)駅に停車します。リゾートの案内によるとソウル駅から珍富駅までの運賃は約22,000ウォンで、駅からのシャトルは片道約20分ですが、利用できるのはリゾートの宿泊客だけです。日帰りの場合は、最後の区間をタクシーで移動するのが一般的です。列車については外国人旅行者のためのKTX予約ガイドで詳しく紹介しています。

同じく平昌にあるフェニックス・スノーパークは、2018年大会でフリースタイルスキーとスノーボード競技の会場になりました。約2.4kmのスノーボード専用コースといくつものパークがあり、昨シーズンはモナ龍平と同じ日にオープンしました。

旌善(チョンソン)のハイワンは3か所の中で最も遠いスキー場です。最長コースは約4.2kmで、上級者も飽きない長く変化に富んだ地形で知られています。2泊か3泊の旅に向いています。

雪の午後のモナ龍平スキー場ベースエリア、リフト乗り場に並ぶスキーヤー
雪の降る2月の午後、モナ龍平のベースエリア。写真:Dittwjfsdgkvkdjg / CC BY-SA 4.0

スキー場の選び方

ソウル近郊に「ここが一番」というスキー場はありません。どこが合うかは、使える時間、移動手段、そしてどんな雪の日を過ごしたいかで決まります。まずは次の質問から考えてみてください。

  • 午後や夜だけしか時間がない? ソウルから約1時間でナイターもあるゴンジアムと芝山が、まさにそのためのスキー場です。
  • 車がない? エリシアン江村なら京春線の電車で行けます。ほかのスキー場はシャトルバス、日帰りツアーのパッケージ、またはKTXとタクシーの組み合わせが頼りです。
  • スキーは初めて? 緩やかなコースと専用のレッスンエリアがあるところを。エリシアン江村、ゴンジアムの初心者用プライベートゲレンデ、芝山の大きなスキースクールが当てはまります。
  • スノーボードやテレインパークが目当て? フェニックス・スノーパークとウェリヒリパークには、ボーダーが求めるパークやアイテムがそろっています。
  • 長いコースと安定した雪が欲しい? モナ龍平とハイワンは標高が高く、オープンが早く、最も長い滑走ができます。最低1泊は確保しましょう。
  • 一日中は滑らない同行者がいる? ビバルディパーク、モナ龍平、ハイワンには、宿泊施設、ウォーターパーク、そり遊びなど、ゲレンデ以外の楽しみがあります。

スキー場選びと同じくらい大切なのがタイミングです。どこでも平日の朝が一番空いています。土曜日は早くから混み、特に1月や連休前後はなおさらです。韓国の雪の多くは人工雪で、固く整地されているため、朝はよく締まっていて、午後になると柔らかくなったり削れたりします。シーズン序盤は最初に一部のコースだけを開けるスキー場が多いので、出発前にオープンしているコース数を確認しましょう。防寒については冬の持ち物ガイドで、カイロやジャケットの下に着るレイヤーを紹介しています。

青空の下、雪をかぶった白樺林を抜けて江原道の山並みへ続く整地されたコース
標高が高く寒い江原道のゲレンデは、たいてい最初にオープンし、雪も最も長くもちます。

リフト券、レンタル、レッスン、オープン時期

リフト券。韓国のスキー場では、リフト券を1日単位ではなく時間単位で販売するのが一般的です。2時間・4時間・6時間券に加え、ナイターや深夜の券種もあります。昨シーズンの窓口価格では、大人の2時間券が4万ウォン台半ばから買えるスキー場もありました。ソウル近郊の混み合うスキー場では、週末の6時間券が10万ウォン近くになりました。平日は安く、オンラインの事前販売、カード会社の割引、旅行者向けパッケージは窓口価格より安いことが多いです。料金は毎シーズン変わるので、出かける前にスキー場の公式サイトで確認してください。

レンタル。どのスキー場でもスキー、スノーボード、ブーツ、ヘルメットを借りられ、ゴーグルやグローブを貸し出すところも多くあります。スキージャケットやパンツも、リゾートのレンタルハウスやアクセス道路沿いのショップで簡単に借りられるので、スキーウェア一式を持参する必要はありません。週末はレンタルの列が最も長くなるので、早めに到着しましょう。

旅行者向けパッケージ。いくつかの旅行プラットフォームでは、往復シャトルにリフト券、レンタル、希望に応じてレッスンを組み合わせたソウル発の日帰りパッケージを販売しています。集合場所はたいてい弘大、明洞、東大門です。外国のパスポート所持者だけが購入できるものや、最少催行人数が決まっているものもあります。初めての旅なら、これが一番手軽な方法です。

レッスン。各スキー場のスキースクールでは、グループレッスンとプライベートレッスンを受けられます。英語を話すインストラクターも、旅行者向けパッケージや大きなスクールに直接申し込めば、たいてい予約できます。週末や年末年始は早めに予約しましょう。

オープン時期。昨シーズンは2025年11月21日にモナ龍平とフェニックスが最初にオープンし、11月28日にハイワンが続きました。エリシアン江村、ビバルディパーク、ウェリヒリパークは12月の第1週に、ゴンジアムと芝山はその約1週間後にオープンしています。シーズンは通常3月まで続きます。オープン日は気温と人工降雪の状況で決まり、今シーズンの日程は各スキー場の公式サイトや公式SNSで発表されるので、予約の前にそこで確認してください。

レンタルルームの木の棚に並ぶレンタル用スキーヘルメットとゴーグル、その下にスキーブーツ
ヘルメット、ゴーグル、ブーツは標準的なレンタルセットに含まれるので、持っていくのは暖かいレイヤーだけで大丈夫です。

Solのノート

選ぶ基準はゲレンデマップではなく、帰り道です。一日滑ったあと、日曜の渋滞の中で乗る90分のバスは倍に感じますし、ソウル行きの終電は待ってくれません。車なしで行くなら、まず帰り方を決めてから、スキー場を選びましょう。

そして予定が合うなら、平日の夜に。リフトの列は短く、チケットは安く、午後の人波が去ったあとのナイター照明の雪が待っています。

Sol · トラベルエディター

こんにちは、BeautiPin Seoulのトラベルエディター、Solです。この名前は韓国語で「松」という意味で、私にぴったりです。いちばん幸せなのは外にいるとき、ポケットに時刻表を入れて街を出る始発列車に乗り、どの駅の近くにもパン屋の目印をつけているときです。どの出口から出ればいいかをすでに知っている友人のような存在で、絵はがきのような韓国より、本当の韓国を見せたいと思っています。

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